一回で痛みって取れるの?

今現在、肩凝り、腰痛等でお悩みの皆様に質問です。一回で肩こり、腰痛は改善すると思いますか?
日常生活での大事なこととは先程も書きましたが、姿勢が大事と言いました。しかし、現実の生活の中で急に姿勢を変えることは非常に大変なことです。なぜなら、どうしても今までの姿勢が心地いいと感じてしまっているからです。
例えば、貧乏ゆすり。これは脚を揺することで心を落ち着かせようしている人間の条件反射です。
又幼少期に多いのですが、爪を噛むという行為(癖)も心の状態を落ち着かせることと言われています。この癖(行為)を改善するのには最低でも3ケ月はかかります(人によってはそれ以上かかる場合あります)。
なので、急性の場合でしたら一回で痛みが改善することもあります(例えば外部から急激な圧力がかかり、骨の位置が歪んだ場合)。
しかし慢性的な場合は、姿勢、身体の使い方や考え方等も考慮していかなければ「根本的改善」には繋がっていきません。(場合によっては、心の持ち方やトラウマまで関係していることもあります)
一回で痛みをとる対処療法よりも、根本原因(今までの悪習慣)を潰していく方が長い目でみると良いのです。
ダイエットの例を挙げますと、1ヶ月で体重が10kg減少に成功したとします。急激な体重減少は身体的、それと精神的なストレスが凄くかかります。リバウンドしてしまって体重が元に戻ってしまう人、又、それ以上に体重が増加してしまう人は、今まで心地よかった身体に戻ろうとする身体、心理的反射が働いている場合があります。なので、ダイエットのコツとしては急激にではなく「徐々に」落としていくことが大切です。

余談ですが、右図はダイエット実施した人の例です。
図1の人は、急激に体重を落としてしリバウンドしてしまい、その後も急激に落としたのでリバウンドを繰り返しました。図2の人は、一時的な成果は見受けられなかったのですが、ある時期を境に体重が減少していきました。

■では、正しい姿勢とは?
正しい姿勢とは何か?簡単にいうと筋肉にできるだけ負担をかけないで重力に負けない姿勢です。
重力に負けない姿勢?一見難しいことと思いますが、コツを覚えれば簡単です。そのためには呼吸の仕方も重要になってきます。呼吸を正しくすることで身体にかかる重力も減少していきます。
試しにして頂きたいことですが、起き上がる時に息を吐きながら起き上がりますか?それとも吸いながら起き上がりますか?大半の方は吐きながら起こしています。
これは息を吸うことで横隔膜が上がり、それに伴い横隔膜に付着している内臓を包んでいる筋膜も一緒に持ち上げることで身体の負担も軽くなるのです。
試しにやってみてください。吸いながら身体を起こしてみることと、吐きながら起こすこととを。一味違った感覚になると思います。

■マッサージに対する不思議な疑問?
毎日、忙しく、慌ただしく過ぎていき、気づけば身体はボロボロ・・・特に日本人の大人の3人に2人が苦しんでいるとも言われている身体の悩みNo.1の肩コリは、日常生活に深刻な影響を与えます。そして、そんな肩こりは、筋肉をほぐして痛みを取ることに終始しがち。それは間違いではないのですが、なぜ、もんでもよくならないのか?…それは、部分的な対処療法であり、根本的な身体のゆがみが正されていないからなのです。

■自分の身体と対話していますか?
仕事や家事そして何気ない生活の中で、皆様はどのような考えで生活しておりますか?
日頃お忙しいとは思いますが、時間を作って自分の身体を見つめ直して見てください。
お買い物の時の歩く姿勢や、買い物かごを持つ手のどこに力が入っているか、パソコンのキーボードに触れる指先等、少しの意識でいろいろ気づきがあると思います。はじめの一歩として癖に気づくことが正しい姿勢、習慣に繋がっていくことでしょう。

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